過去のデータが登録されているフィールドを、削除せずに残しておくテクニックのご紹介
Kintoneアプリの活用が進むにつれ、フィールド(データを入力する各項目)の見直しや改善が行われることがよくあります。もう今は使われていないフィールドや今後使わないフィールドがある場合、フィールドそのものを削除してしまいがちなのですが、そこはぜひ慎重に!Kintone アプリは、一度フィールドを削除すると、そのフィールドに登録された過去のデータも全て消える仕組みになっています。データを一度ファイルに書き出して保管しておく方法もありますが、そのファイルの保管場所をどこにするかも悩んでしまうポイントだったりしますよね。
そこで、フィールド自体は削除せずに、同じアプリ内に「Unused Field」といったグループフィールドを作成し、その中に使われなくなったフィールドを移動して保管しておく方法をおすすめしています。
例えば、Customer Databaseアプリで、Fax#を今後は登録不要にしたとします。これまではFax番号をこのように登録していましたが、
過去のデータが登録されているレコードもあるため、Fax#のフィールドを削除するのではなく、「Unused Field」のグループフィールドを用意し、その中に Fax# のフィールドを移動してみます。
こうすることで、これまで Fax# に登録されていたデータは削除せずにアプリの中に保管しておくことが可能になります。普段は下記のようにグループフィールドを閉じておけば画面もスッキリします!
ちょっとしたテクニックですが、フィールドの見直しを検討するタイミングがありましたらぜひこちらのTipsを思い出していただけると嬉しいです!

About the Author
Hiroko
2006年親会社のサイボウズ入社、営業、営業企画、バックオフィスを経て2017年1月よりKintone Corpの一員に。 Client Support Specialistとしてお客様サポートや営業アシスタントを務める。2児の母。 2人目が生まれてからは在宅勤務で育児と仕事の両立を目指す。